『魔界復活』(1987)は、スタジオWINGがMSX以外の機種に向けて発売した最初のゲームであると同時に、パソコン内蔵FM音源での音楽に初めて本格挑戦した一作でもある。
音楽担当は同社メインコンポーザーのひとり、武田昌治氏。『魔界復活』はX1版より先に、まずPC-8801版が発売されていたが、X1版ではさらに楽曲が追加され、既存楽曲もかなり大幅にアレンジされている。FM音源の使いこなしもさらに洗練され、のちの『波動の標的』を彷彿とさせる一風変わったパーカッシヴ・サウンドがここで萌芽している。8801版とは実質的にほとんど別物であるといっていいだろう。
* 各楽曲ファイルは『WINGゲーム音楽大全集』収録のものと同内容です。通常のEGG MUSIC商品より若干ビットレートが低くなっておりますが、そのぶんお求めやすい価格でご提供いたしております。なお、まれにオリジナルに起因するノイズや歪み等がございますので、あらかじめご了承ください。