本作は『白と黒の伝説・百鬼編』(MSX) の続編として1986年に発売された。前作同様、ゲーム音楽は付属のオーディオテープで再生するという独自の手法を用いているが、その内容はいっそうの洗練を遂げている。
音楽担当はもちろん宗野晴彦&武田昌治コンビ(一部はK氏)。このあたりから宗野氏と武田氏の共同作曲が増えていったという。サウンド制作ではサンプラーやデジタルシンセが積極活用され、前作にみられた重々しい音響志向はやや薄まった感があるが、その分リズムと楽曲展開のダイナミクスがより明確に打ち出されており、サウンドトラックとしての全体的な完成度は増しているといえるだろう。
オリジナルのテープ版*に加え、のちに発表されたリミックス1曲も同時収録しているので、あわせてお楽しみいただきたい。
* マスターテープの経年劣化により、音の歪みやノイズの目立つ箇所がございます。あしからずご了承ください。
* 各楽曲ファイルは『WINGゲーム音楽大全集』収録のものと同内容です。通常のEGG MUSIC商品より若干ビットレートが低くなっておりますが、そのぶんお求めやすい価格でご提供いたしております。