スタークルーザー PC‐8801リマスタード・サウンドトラックス

スタークルーザー PC‐8801リマスタード・サウンドトラックス
オリジナル発売年
1988-05
メーカー
アルシスソフトウェア
アーティスト
山中季哉
機種
PC-8801
ジャンル
オリジナルサウンドトラック
形式
MP3
配信開始
2008-02-08
価格
¥1650

未だ超えるものなしとの声も高い、三次元SFアクションRPGの傑作『スタークルーザー』。そのPC-8801版ゲームミュージックが、こだわりの新録音&マスタリングで、ついに完全サントラ化! 通常音源版とサウンドボードII版の両方を余さず収録し、他作品以上の高音質エンコーディングで登場です。

アルシスソフトウェアが本作を発売した1988年当時、そのあまりに先進的なゲームデザインは、パソコンゲーマーたちの度肝を抜いた。非力な8-bitパソコンでありながら、ポリゴンによる3D表現によって、無限の宇宙を見事に描き抜いたのだ。

『スタークルーザー』は、それまでにない繊細さとスケール感を持ったゲーム音楽でも、高い評価を得た。同社の看板コンポーザー・山中季哉氏にとっては、『リバイバー』に続く第2作目にして、紛れもない代表作である。

様々な機種に移植された『スタークルーザー』の中で、最初に発売されたのがこの88版である。通常音源版はFM音源/PSGそれぞれの特性を絶妙のバランスで活かしきっており、歯切れのよいサウンドを聴かせる。いっぽうサウンドボードII版では、マイルドなFM音色を全面に押し出し、さらなる空間の深みを感じさせる。単純に「高級な音源のほうが良い音」という調整はせず、あくまで音源ごとの個性を引き出す作り込みは、山中氏ならではのもの。それゆえ『スタークルーザー』の音楽は、各機種それぞれに異なる味わいを持っているのである。興味のある方にはぜひPC-9801版X1版X68000版メガドライブ版も併せてお聴きいただきたい。

宇宙を駆けめぐるハンター(賞金稼ぎ)のハードボイルドなストーリーに似つかわしいスタイリッシュな楽曲群は、今でも多くのプレイヤーの心を捕らえて離さない。ゲームをプレイしたことのない人にも、その魅力は確かに感じられるはずだ。もし聴いたことがないのなら、とにかくまず試聴からだ。