『改造町人シュビビンマン2』は、1991年にメサイヤから発売されたPCエンジン用の横スクロールタイプ・アクションゲームで、前作を踏襲したアクション・ステージに加え、シューティング・ステージや強制スクロール・ステージなどを盛り込んだ、意欲的かつ完成度の高い内容を誇る。
「兄貴」こと葉山宏治氏が音楽を担当していることもまた特筆すべきことだろう。メサイヤ時代の葉山宏治といえば、やはり『超兄貴』のイメージが先行しがちだが、これはにそれ以前(本人いわく「兄貴前夜」)を代表する作品のひとつ。葉山氏には珍しい内蔵音源による演奏だが、様々なステージとシチュエーションにぴたりとマッチした数々の楽曲は、グルーブ/バリエーション/打ち込み、全ての面で高次元の仕上がりとなっており、葉山氏の奥深さを物語っている。