ライオットシティ オリジナル・サウンドトラック

ライオットシティ オリジナル・サウンドトラック
オリジナル発売年
1991
メーカー
ウエストン ビット エンタテイメントセガ
アーティスト
渡辺人
機種
アーケード
ジャンル
オリジナルサウンドトラック
形式
MP3
配信開始
2009-02-27
価格
¥1100

アーケードにおける実質最後のウエストン作品『ライオットシティ』のゲームミュージックを、EGG MUSICにてついに初音源化! 格闘アクションながら一筋縄ではいかないFM音源サウンドは、坂本慎一氏とならぶウエストンの雄、渡辺人氏の手によるものだ。『モンスターワールドIV』ともまた違う、渋さあふれるサウンドにご注目いただきたい。なお今回のサントラ化にあたって、渡辺氏から特別にコメントを頂戴した。ぜひともお読みいただきたい。

『ウエストンに入社して初めて担当したタイトルで、実に思い出深い……と言いたいところですが、あまりに昔すぎて記憶が朧気ですので、断片的に思い出したことを綴ります。


ラウンド1‐1 : 理由は分かりませんが、先に拍子だけ決めてました。そのせいか、メロディを後付けしたら『ス○イ大作戦』みたいになってしまいました。


ラウンド1 ボス&ラウンド3‐1&5‐2 : プログラマさんに好きな音楽を尋ねたところ「ツェッペリンとか」と仰っていたことを受けて、モロにそれです。


ラウンド2‐2 : 巨大エレベーターのステージで、SEとしてリフトの上昇音がずっと鳴っている前提なので、曲だけで聞くと音がスカスカです。リズムは期せずして「ロンドン橋落ちた」。


ラウンド2‐3 : エレベーターで到達する屋上のステージ。かなりの高所で危険なので、緊迫感を前面に出そうとしています。


ラウンド2&3 ボス : ブルース・リー映画風ボスキャラのテーマとして書きました。


ラウンド3‐2&ラウンド4 ボス : 巨漢プロレスラーのテーマです。


ラウンド4‐3 : デザイナーさんに好きな音楽を尋ねたところ「ハウス」と仰っていたことを受けて、不勉強のまま「こんな感じかな?」と書きました。ちょっとお洒落な雰囲気を狙ったつもりが、妙な胡散臭さを醸し出しています。


ラウンド5‐1 : もう一人のデザイナーさんにも好きな音楽を尋ねたところ「ヘビメタ」と仰っていたことを受けて、勘違いメタルです。


ラウンド5 ボス : 黒幕は日本贔屓な外国人です。


エンディング :「B級アクション映画のエンディングみたいにしてよ」と社長が仰っていたのを受けたのですが、なんだか要領を得ない曲になりました。


コンティニュー : 拘束されたうえに、目の前には点火したダイナマイトが置かれている、という大ピンチな状況の画を見ながら書きました。


未使用曲 : (本来は)ゲームスタートのジングルだったと思います。


……以上、こうして聴き返してみると、技量の無さと相俟って妙にアクの強い楽曲群ですね。「コンセプトは『B級感』です」なんてカッコつけたいところですが、素でB級なのでした』(渡辺人)

  • ラウンド1 ボス&ラウンド3‐1&5‐2
  • 110円
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