『よなたん・はうす』とは……。1991年、まだゲームミュージックにおいてクラブミュージックがきわめて物珍しい存在だった当時に、与猶啓至がパソコン通信ネットワークで展開していたX68000のハウス・ミュージック・プロジェクトである。いまやファンの間でも伝説化しているそのトラックたちが、ここに復活!
『よなたん・はうす』シリーズが制作されたのは、彼が『PITA PAT』を手掛ける直前の時期であり、サウンドにもその習作的な味わいがある。典型的な80sハウスのスタイルに、彼らしい骨太なコードワークを炸裂させており、当時のゲームミュージシャンとしては異例なほど大胆かつ自覚的に、ハウスを自分のものにしていたといえるだろう。
なお今回のレコーディングにあたっては「まーきゅりーゆにっと」の高音質PCMサウンドを用いている。最高の環境で蘇るヨナオ流FMシンセハウスを、ぜひご堪能いただきたい。
※一部のサンプリング音をカットしております。あしからずご了承ください。