EGGMUSIC

メーカー紹介

アーテイン

株式会社ニューから独立し、2004年に設立。硬派ボクシングゲームの快作『ボクサーズロード』シリーズなど、信念と情熱に溢れるこだわりの力作とともに、『こころに染みる 毛筆で書く相田みつをDS』のような、一風変わったエンタテイメント作品も世に送り出している。

アーテインはこのように幅広く、しかし確かな手応えのゲームたちを、さまざまな個性的デベロッパーと連携することにより生み出している。たとえば『ボクサーズロード』シリーズを継承する株式会社グランプリ、『グラディエイター』『ロストレグナム』など重厚な作りが魅力の株式会社娯匠、『モンスターサマナー』や『サモンナイト勝戮覆匹凌郡恭从酩覆際立つ株式会社シンク・アンド・フィールなどである。音楽面でも質実剛健な作品を多く輩出しているが、これまで音源化の機会にはあまり恵まれていなかった。EGG MUSICならではの配信ラインナップにぜひともご期待いただきたい。

アルシスソフトウェア

1985年設立。PC-8801やX68000の全盛期に突出した技術力の個性的作品で注目を集めたゲームメーカーである。『スタークルーザー』や『ナイトアームズ』などでは、当時のパソコンの限界を超えたハイレベルな3D処理を実現し、業界の喝采を浴びた。

同社はゲーム音楽でも高い評価を得ており、そのほとんどは山中季哉氏(のちトレジャーにて『罪と罰』などの音楽を担当)の手によるもの。どこまでも精緻な音の作りこみと、迫真のジャズファンク・エッセンスを備えた彼のFM音源サウンドは、今日なお唯一無二の存在であり、当時のゲーム音楽にして国外にも通用しうる、稀有な例外のひとつといえるものである。

同社は1996年、サイバーヘッドに社名変更。2001年に倒産しているが、ゲーム制作の中心人物だった吉村ことり氏は、その魂を受け継いだ活動を行っている。

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NCS/extreme (メサイヤ)

「メサイヤ」こと日本コンピューターシステム(NCS)は、多彩なゲームジャンルにおいて独自の世界観とストーリー演出を追求してきたソフトハウスである。その功はドラマティック・シミュレーションの先駆「ラングリッサー」から、あまりにも個性的なシューティングの怪作「超兄貴」まで多岐にわたり、ゲーム事業に幕を閉じた現在もなお、プレイヤーたちに熱く語り継がれている。

NCSは良質なゲームミュージックにも恵まれていた。最盛期には葉山宏治や岩垂徳行、そしてガブリンサウンドのミュージシャンたちが多数の作品を手がけたことでも知られる。また高橋大昌の「どらごんEGG」など、いまだ埋もれたままの名曲も数多い。

代表作

EXIT TUNES

 2009年設立の音楽レーベル。初音ミク系の作品やアニメトランスを中心に、精力的なリリースを展開する。所属アーティスト:DJ UTO, Ryu*, 森永 真由美, DJ YOSHINORI, B.U.S, N.O.-SYO, MK, MINTほか。

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KAZe

デジタルピンボールに匠のこだわりをみせるゲームメーカー。とりわけサターンでリリースした『ラストグラディエーターズ』(1995)と『ネクロノミコン』(1996)の二本は、いまだ超えるものなき至高の傑作として、今日なお高く評価されている。

現在は携帯電話向けのピンボールゲーム制作に重点を置いており、総合サイト『ピンボール専門店』を展開中だ。

同社はピンボール以外にも、、ビル解体という斬新な題材で話題を呼んだ『ビルバク』(プレイステーション2)、強烈なキャラクタ性で絶大なカルト人気を誇る『暴れん坊天狗』(ファミコン)など、独創性あふれるゲームをいくつも世に送り出している。このこだわりと独創性は、サウンド面にもいかんなく発揮されており、KAZeはまた優れたゲーム音楽に恵まれたメーカーとしても知られている。

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代表作
  • 『ルナ』シリーズ(メガCD/セガサターンほか)
  • 『グランディア』シリーズ(セガサターン/プレイステーションほか)
  • 『トゥルーラブストーリー』シリーズ(プレイステーションほか)
  • 『ラジアータ・ストーリーズ』(プレイステーション2)
  • 『逆転裁判3』(ゲームボーイアドバンス)

サクセス

サクセスは、アーケードから携帯電話にいたる幅広い機種で無数の作品を生み出してきた、老舗のゲームメーカーだ。1982年よりゲーム開発を開始し、『コットン』(1989) のヒットによって注目を集める。以降も『ザンファイン』『サイヴァリア』といった独自性の強いシューティング・ゲームで高い評価を獲得していった。

近年は海外移植作から美少女ゲームまで、さらに彩り豊かなラインナップをそろえる一方、SuperLiteシリーズなどの低価格かつ個性的なソフトを数多く生み出すメーカーとしてもよく知られている。

現在のサウンドチームは『ザンファイン』『サイヴァリア』などを手がけた「WASi303」こと佐藤哲郎を中心に、「とまぞぉ」こと荒川憲一、鶴窪和志といった実力派たちで構成されている。また葉山宏治や岩垂徳行など、フリーの著名コンポーザーを起用するケースもあり、そのゲームミュージックには隠れた傑作と呼べるものも多い。

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代表作
  • 『コットン』シリーズ(アーケードほか)
  • 『サイヴァリア』シリーズ(アーケード)
  • 『アカイイト』(プレイステーション2)
  • 『おさわり探偵 小沢里奈』(ニンテンドーDS)
  • 『SuperLite』シリーズ (プレイステーション)

システムサコム

システムサコムは1980年代から1990年代にかけ、独創性あふれる数々の名作を世に送り出してきたパソコンゲーム・メーカーである。現在はコンピュータ周辺機器メーカーとして活躍している。

初期はマーク・フリント作品や『メルヘンヴェール』など、高い技術力と華麗なグラフィックスを駆使したゲームで他社にはない存在感を放ち、のちには「ノヴェルウェア」という新スタイルのアドベンチャーゲームを確立。これはサウンドノベルやビジュアルノベルといった「読ませる」アドベンチャーゲームの先駆となった。

システムサコムはまた、音源ボードやMIDIボードなどを自社開発するなど、音楽面にも並々ならぬ力を注いでいたことで知られるメーカーである。そしてそのサウンドの中核を担っていたのが、夭逝の天才コンポーザーと称えられる故・斎藤学氏だった。当時のゲーム音楽としては一級品の端正かつ優雅な作風は、歴史に埋もれるにはあまりにも惜しい逸品といえる。日本初のMIDI対応ゲーム『38万キロの虚空』に代表されるその功績は、今後も末永く語り継がれていくことだろう。

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代表作

システムソフト・アルファー

『大戦略』シリーズを筆頭とするストラテジー・ゲームの数々で名高いシステムソフト。その創業は1979年という老舗中の老舗であり、それだけにゲーム音楽資産も豊富に擁している。

PSG〜FM音源時代には、派手さのない堅実な作りの楽曲で「いかにもパソコンゲームらしい音楽」と一定の評価を集めた。システムソフトはその後、ゲーム事業をシステムソフト・アルファーに委譲。近年はロックやシンフォニーのテイストを盛り込んだ勇壮なサウンドも目立っている。

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代表作

ZOOM

北海道を拠点とするゲームメーカーZOOMは1989年、デビュー作『ジェノサイド』を引っ提げて彗星のごとく現れ、たちまちのうちにX68000ユーザーたちを魅了した。

当時のパソコン用アクションゲームとしてはきわめて高水準なゲーム内容、精緻なグラフィックス、そして重量級のFMシンセとダイナミックなPCMドラムを軸にした骨太ミュージック。まだ良質なオリジナル・ゲームミュージックを欠いていたX68000界隈に、そのサウンドは大きな衝撃をもたらした。

その後FM TOWNS、スーパーファミコン、プレイステーションなどへと対象機種を拡大。サウンドチームのメンバーも増員・流動し、次第に作風は多様化していったが、ドライブ感溢れるZOOM流サウンドメイキングの真髄は、プレイステーションにおける代表作『ZERO DIVIDE』シリーズにも受け継がれている。

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代表作
  • 『ジェノサイド』(X68000)
  • 『ラグーン』(X68000)
  • 『ファランクス』(X68000)
  • 『ジェノサイド2』(X68000)

スタジオWING

スタジオWINGは、『波動の標的』や『怨霊戦記』といった、独特のサイキック&オカルト・アドベンチャーゲームで知られる老舗ソフトハウスだ。ゲーム音楽のありかたについても他社とは一線を画するこだわりを見せ続け、『白と黒の伝説』(MSX)ではオーディオテープによるミニマル・サウンドを全編にわたって展開。その後もきわめて個性的なFM音源サウンドを紡ぎ出し続けた。

同社を支えたメインコンポーザーは、武田昌治と宗野晴彦の二名。彼らはシンセサイザー・ミュージックの音響的な可能性にこだわった独自の方法論を構築。一聴するとひたすら数奇な、しかしプレイヤの精神を神がかり的に揺さぶるその音楽は「サイフォニック・サウンド」とも呼ばれ、ファンの間で高い評価を得ている。

スタジオWINGは、日本のゲームミュージック史における「特異点」だ。そのあまりに個性的なアプローチは、まさに唯一無二のものだが、いまだ正当に評価されているとはいいがたい。EGG MUSICでのリリースを通して、より多くの人々にご鑑賞いただければ幸いだ。

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代表作

すたじお実験室

PC-9801時代から続く美少女ゲーム製作会社で『ぷりんせすでんじゃあ』 (1994)でデビュー。JANIS・グラムス・SPEED・クロスネット・Vanilla等、数多くのブランドを跨いでの製作・販売実績を持ち、当時は『ばにぃはんたぁ零』など、軽妙なノリのコミカル路線作品で人気を博した。

デビュー当初の樋口秀樹が多くの作品を担当したこともあり、音響面に力を入れているのも特徴。1995年にはWindows用多チャンネル同時再生音源ドライバ『アルトラマリン』を発表したArmo'X(現マジカルティンツ)を内包、商業ソフトウエアシンセの先駆的存在となった。

サウンドセクションでは『月花美人シリーズ』『瞳裸シリーズ』でヒットを記録したせんたろを筆頭とし、与猶啓至・松島大輔等、幅広いジャンルを取り込んだゲームミュージックを展開している。

代表作
  • 『ばにぃはんたぁ零』 (PC-9801)
  • 『犠淫母娘シリーズ』 (Windows)
  • 『黒髪少女隊シリーズ』(Windows)

日本テレネット

日本テレネットは、1985年に「アメリカントラック」でデビューした、老舗のゲームメーカーだ。まだパソコンにFM音源が普及するかしないかの時代に、いちはやくゲームミュージックの魅力を前面に押し出したメーカーのひとつとして知られる。

ときに熱く、ときに切なく訴えかけるメロディアスなFMロックは、1980年代〜1990年代初頭のPCゲームミュージックに一時代を築いた。

1987年にはウルフチームの設立に参画し、翌年には新日本レーザーソフトの設立にも出資(両社とも後に子会社化)。主力プラットフォームをコンシューマ機に移しながら、いっそう先鋭的かつ多角的なシンセロックを生み出し続けた。これら日本テレネット・グループは、佐藤天平、梶原正裕、桜庭統、なるけみちこといった才能を輩出したことでも名高い。

代表作

マイクロキャビン

1982年に設立され、現在も根強い人気を誇る老舗ソフトハウス。古くはパソコン向けアドベンチャーゲームの制作に定評があり、『は〜りぃふぉっくす』のような良質ゲームで知られていたが、『Xak』(1989) のヒットを機にロールプレイングゲームの雄として躍進。この『Xak』のシリーズは同社の看板タイトルとなり、以後幅広い支持を獲得した。1990年代からはコンシューマ機にも進出し、移植を含めた広範な事業を展開している。

同社は音楽面においても高い評価を得ており、特にFM音源時代においては、他社の追随を許さない超迫力のハイクオリティ・サウンドを実践していたことで知られる。当時を支えたのは新田忠弘、笹井隆司、瓜田幸治、福田康文といった錚々たるコンポーザー陣であり、独自の高性能サウンドドライバ「あけみちゃん」を駆使し、音源の限界をつねに超越し続けていた。

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代表作