PSYVARIAR “THE MIX”

-Remixer's Interview 知る"THE MIX"-

石川直人
Name
石川直人
Affiliation
株式会社アムーヴ

軽く自己紹介などお願いできますでしょうか。

たぶん誰も僕のこと知らないと思うけど一応作曲家です。一番多い仕事はゲーム関連のBGM制作ですが密かにそれ以外もやっていたりします。あとSE制作とかも細々とやっています。

今回「サイヴァリア」のリミックスをしてみていかがでしたか。また、こだわった部分などありましたら教えてください。

ループネタは1つで、それを適当に刻んだり劣化させたりして使っています。それ以外のリズム体の大部分は一度打ち込んだものをGlitchに放り込んでランダムに鳴らしています。ランダムなのでレンダリングするまではどこがどうなるかは僕にも見当が付きません。生系ドラムに関しては変拍子だということをすっかり忘れて打ち込んでいます、というか全体的に変拍子であることを忘れています。

繊細でシリアスな曲調が印象的でしたが、初期の段階では「チープな感じで」という構想もあったそうですね、そちらのアイデアはどのようなものだったのでしょうか?

僕はいつも自分の個性よりは提供する場を考えてアレンジしたり作曲をする方なので、今回もEGG MUSICという場を考えて最初は進めていました。しかしトータルなアルバムの完成図を想像した際、参加者のバランスを考えるとチップチューン寄りで無い方が良いと判断しました。もう忘れましたが初期のアイデアでは音数は少なく、FM音源を使ったプレーンなエレクトロニカを考えていたと思います。

最近音楽に対する見方とか立ち位置が変わったそうですが、今後どのようなジャンルを手がけてみたいですか?

20代前半の頃はゲーム音楽に対してかなり尖って偏った考え方(原理主義?)をもっていました。その後先輩である佐野広明さんの影響でアーティストではなく、より職人的な立ち位置を目指すようになりました。具体的には共同作業の場合、監督の立場にいる人の望むものを誰よりも察してコンセプトにマッチングするものを提供するように心がけています。ジャンルといえるかわかりませんが個人的にやりたいものということであれば、尺の決まっている映像系のBGMや劇判でしょうか……。

今回のリミックスでの使用機材を教えて下さい。

CUBASE SX3とVST、VSTiで内部完結しています。

今後のご予定、告知したい事などご自由にお願いします。

今回のような楽しい企画がありましたらまたいつでも呼んで下さい!

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