軽く自己紹介などお願いできますでしょうか。

Gameboy等を使用したチップチューンを製作しています。 多方面でライブやリミックス、楽曲提供などを行いつつ、 マイペースに活動中しております。
近年では、映画「鉄コン筋クリート」サントラ・リミックス、 アニメ「月面兎兵器ミーナ」キャラクターソング、 チップチューン・クリスマス・アルバム「Holy 8bit Night」、 フランスのアートイベント「CUBE FESTIVAL」等に参加しました。

今回「サイヴァリア」のリミックスをしてみていかがでしたか。また、こだわった部分などありましたら教えてください。

親しみやすくノリの良い楽曲でしたので、楽しんで作業が出来ました。
原曲の疾走感を損なわずに自分の持ち味を上手く出せれば良いなと考えながら製作しました。

今回の曲をマスタリング中に気が付いたのですが、リサージュ（レベルメーターの一種）で見ると位相の動きが非常に独特です。これは意識して制作されたのでしょうか。

今回の楽曲に関しても、普段している工程と変化ないのですが、瞬間的に左右に音を飛ばしたり移動させたりといった事はよくやります。そういったギミックが結果として位相に反映されたのではないかと思います。

Saitoneさんはいつもはゲームボーイ主体の曲作りですが、今回のリミックス元のサイヴァリアはチップミュージックでは無いわけですが、そこはどうでしたか？

リミックス曲の素材を全面に出したのでチップ色は薄いのですが元曲以外の音は殆どゲームボーイを使用致しました。
ただ一時期本当にそれしか出来なくなって、エロゲーのBGM作る仕事のときにえらく困った記憶があります。幼馴染との登校シーンにAC/DCみたいな曲作ってどうすんのよ、みたいな(笑)。最近はようやく臨機応変に両方を折衷して作れるようになったので、曲作りの幅、という意味では2倍3倍に広がったと思います。

今回のリミックスでの使用機材を教えて下さい。

ハードウェア：Gameboy( Nanoloop1.3, LSDｊ), Elektron SID station
ソフトウエア：Ableton live 6, Sony ACID Pro 6.0, Sony Sound Forge 8.0

今後のご予定、告知したい事などご自由にお願いします。

8月末にYMCK主催のライブイベントに出演、9月にはVORC RecordsからサマーソングのコンピレーションCDが発売されます。その後、暮れにファーストアルバムが出る予定です。