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03/30: ゲームミュージックはいかにしてクラブミュージックと出会わなかったか (1)
Category: SoundSection
Posted by: hally
『アクワリオ』『レディファントム』に続いて、ついに『よなたん・はうす』までもがEGG MUSICに登場とあいなりました。これでゲーム音楽とクラブ音楽の接点をさかのぼるための重要なミッシングリンクが、ずいぶん埋まったんじゃないでしょうか。

いずれもEGG MUSICにて好評配信中!!
ハウスやテクノといった音楽はかつて、ゲームミュージックがはじめて出会った「自分より新しいジャンル」でした。その出会いは作り手にもリスナーにも大きな戸惑いを与えましたが、紆余曲折を経ながら少しずつ自分のなかに消化していくことに成功しています。新奇な音楽と向かい合うとき、ゲーム音楽はどのようにそれを吸収していくのか。ひとつの興味深いサンプルが、クラブミュージックとの出会いに示されています。
1980年代を通して、ゲームミュージックは既存のあらゆる音楽ジャンルを模倣することで成長・発展してきました。しかし1990年頃までには一通りの音楽ジャンルを吸収してしまっており、リスナーがゲームミュージックに求めるスタイルも、だいたい方向性が定まろうとしていました。この時代には「メロディアスで生っぽい楽曲」に人気が集中しがちでしたが、これは言わずもがなセガ『アウトラン』のヒット以降、おおよそ1987年頃からの傾向です。ゲーム音楽はこの頃から、進取の姿勢をしだいに収束させ、かわって洗練へと向かいはじめます(進取性への期待は、タイトーZUNTATAに集約されていったといっても過言ではないでしょう)。
クラブ・ミュージックが日本人の耳に届き始めたのは、そんな渦中にある1989年頃のことでした。小泉今日子イン・ザ・ハウスな「Fade Out」がオリコン2位を飾ったという、そういう年です。ところが、日本のゲーム音楽にハウスの影響が見えはじめるのは、それからなんと二年も後のことでした。
いったい、なにがそこまでクラブ・ミュージックを遠ざけていたのでしょうか? ナムコ黄金期のような進取の気風は、どこに行ってしまっていたのでしょうか? 続きは次回に。

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クラブ・ミュージックが日本人の耳に届き始めたのは、そんな渦中にある1989年頃のことでした。小泉今日子イン・ザ・ハウスな「Fade Out」がオリコン2位を飾ったという、そういう年です。ところが、日本のゲーム音楽にハウスの影響が見えはじめるのは、それからなんと二年も後のことでした。
いったい、なにがそこまでクラブ・ミュージックを遠ざけていたのでしょうか? ナムコ黄金期のような進取の気風は、どこに行ってしまっていたのでしょうか? 続きは次回に。