日本ファルコムのイースシリーズと並んで双璧と称されるほどの人気のRPGが『ドラゴ ンスレイヤー』シリーズである。未だに多くの信者を抱え“ドラスレ”の愛称で広く親し まれている。当初はドラゴンを倒すゲームであったが、後々様々な進化を遂げ、現在では 一つのブランドとしての地位を確立した。イースと比較するとやや難度は高めであり、や やコア層にリーチした内容が多い。

特に注目すべきは二代目にあたる『ザナドゥ』(1985年)で、なんと流通出荷調べにお ける売り上げの本数は40万本。国産内のPCゲームのセールスレコードとしては驚異的な数字で、この記録は現在も抜かれてはいない。それではさっそく、オススメのドラスレのタ イトルたちを見ていくとしよう。

ソーサリアン

それは、遥か昔の物語。世界を支配するのは魔法と武力のみという時代に、自らの力と勇気を試すために、幾つもの危険な冒険に身を投じる者たちがいた。 人々は、彼らのことをこう呼んだ。……ソーサリアン、と。

ソーサリアンは1987年にPC-88で発売された後、今回配信されるPC-98版を始めとして多くの機種に移植されたスクロール型アクションRPGです。 プレイヤーキャラにはそれぞれ寿命が設定され、寿命が尽きると次の世代へ能力を引き継ぐことのできる世代交代や、冒険以外のときは手に職を持ち、ステータスアップ、お金を稼ぐことのできる職業選択など、奥の深いシステムがこのゲームの大きな魅力です。

また、RPGに王道の魔物退治やダンジョンの謎解きによる宝探しなど、15種類の様々なシナリオは、1つの大きなストーリーを追うのではなく、個々のストーリーをクリアすることによる楽しさを味わうことができます。 このシステム、シナリオの二つが見事に融合され、やり込めばやり込むほど、ソーサリアンの世界を隅々まで堪能できる作品です。

ドラゴンスレイヤー

正確には時間制限のあるターン制RPGだったが、非常に軽かったためにアクションゲームのように楽しめた。アクションRPGブームを牽引したタイトルして名高い。ゲームはバードビューで表現され、家と迷路のようなマップに、コイン(体力up)、十字架(戦闘回 避)、指輪(壁を動かせる)、パワーストーン(持って帰ると腕力Up)などがあるだけ。 体当たりで敵を倒して自分を鍛え、最終的にはドラゴンの守る、4つの王冠を持って帰る ことが目的となっている。

ザナドゥ

PCゲームのセールスとしては前人未踏の40万本という大ヒットとなったモンスタータイトル。ゲームはサイドビューで、体当たりでの攻撃と、シューティング感覚で撃てる魔法が特徴(魔法弾の操作も可)だった他、武器や防具を使えば使うほど熟練度が上がるシステムは新鮮だった。モンスターの出現数に限りがあるため、必要な武器を鍛えるためにわざとモンスターを残すなどのマネジメントも必要。個性豊かなデカキャラも登場し、今プ レイしても十分面白い。

ロマンシア

発売当初は“ドラゴンスレヤーJr”との名を冠していたことから、初心者向きのタイトルかと思われたが、セーブ機能がなかったり、難度があまりにも高かったりしたために多くのプレイヤーを悩ませた。RPGではなくアクションアドベンチャーといった位置づけで、薬の使いどころを間違えるとハマるなど、古きよき時代のアドベンチャーゲームのような展開も。あなたはファン・フレディ王子となって、邪竜ヴァイデスからセリナ姫を救い出 せるだろうか?

ドラゴンスレイヤーIV ドラスレファミリー

ファミリーコンピュータやMSXでリリースされた作品。サイドビューのアクションゲームで、木こりのウォーゼン一家が4つの王冠を集めてドラゴンのディルギオスに挑むと いう内容。家族は全員で4人+1匹で、キャラごとにジャンプ力が高かったり、ブロック を動かせたりと特性が異なるため、状況に応じてプレイキャラを変更する必要がある(変 更は自宅でのみ可)。ちなみにラスボスを倒せるのは兄のロイアスのみである。

ロードモナーク

1991年にリリースされた『ロードモナーク』は、これまでRPGばかりだった『ドラゴンスレイヤー』シリーズに、戦略シミュレーションという新風を送り込んだ作品で、プレイヤーはユニットに命令を出して富国強兵に励み、最終的には敵国王を倒すことになる。シンプルなゲームシステムながらも、ユニット同士を合体させてより強くしたり、橋をかけてルートを確保したりと戦術性も充分。マップ攻略後にはスコア表示もあるので、やり込み度も抜群だ。

風の伝説ザナドゥ

 『ドラゴンスレイヤー』シリーズの第8弾として、1993年にリリースされた『風の伝説ザナドゥ』は、伝説の英雄の末裔アリオスを主人公としたアクションRPG。辺境のモンスターとの戦いに敗れたアリオスは、敗戦のさなか謎の男によって遠くへと飛ばされてしまった。果たして彼を待ち受ける運命とは……。
  本作は日本ファルコム初の自社開発コンシューマータイトルとして話題になったほか、PCエンジンSUPER CD-ROM2の大容量を十二分に活用した作品として高い評価を得ている。豪華声優陣(山口勝平、塩沢兼人、矢尾一樹、佐久間レイなど)による熱演や、迫力のアニメーションは必見といえるだろう。