メガCD本体と同時リリースされた同機種版『ソルフィース』(1991)は、オリジナルのX68000版が持つ魅力を色あせることなく再現し、さらにストーリー演出面でも強化を図った、納得の移植作。メガCD初期タイトルのなかではもっとも高い評価を得た一作である。
音楽担当は当時のウルフチームの顔ともいうべき桜庭統で、彼のメガドライブ時代の作品のなかでも一二を争う秀逸なトラックが揃っている。基本的にはX68000のMIDI(CM−64)版が元となっているが、ドラムやベースをより引き締めるなど、随所にチューニングが施されている。CM−64一台ではやりつくせなかった、本当の完成形が、ここに示されているといってよいだろう。
今回はこのメガCD版に加え、海外のみでリリースされたROMカートリッジ版『SOL-DEACE』のFM音源サウンドも収録した。こちらでは古谷亮太が制作をサポートしている。なかなか聴くことのできないレアバージョン。こだわりの実機録音にて、ぜひお楽しみいただきたい。