ウルフチームきっての傑作シューティングとして名高い『グラナダ』(1990)。ウルフチームが「サウンドに強いゲームメーカー」として注目されるきっかけを作ったのがこの作品で、桜庭統&塩生康範コンビが手がけた熱く疾走感あふれるゲームミュージックは、今でも高い人気を誇る。当時発売されていたサントラCDが近年になって復刻されたほどだ。
オリジナルにあたるX68000版は、ウルフチームがはじめてMIDI(MT−32)に挑戦した作品でもある。当時はまだMIDI対応ゲームが珍しかったため、その点でも高い評価を得ることになったが、肝心のMIDIサウンドは残念なことにサントラCDにまったく収録されなかった。このEGG MUSIC版では念願のMIDI版完全収録を実現しているので、ぜひご堪能いただきたい——新録音+リマスタリングを施したFM音源版とともに。
なおメガドライブ移植版のサウンドトラックも別途アルバム化しているので、聴き比べてみるのも一興だ。
※MT−32バージョンでは、一部の楽曲にオリジナル楽曲に起因する演奏の遅延が生じています。あしからずご了承ください。