『斬』シリーズ第2弾として1991年にウルフチームより発売された『斬II〜陽炎の時代〜』。そのPC-9801版ゲームミュージックを、EGG MUSICにて初サントラ化。FM音源版*1およびMIDI (MT-32) 版*2の2種類で全曲収録している。
作曲は初代『斬』および『斬 〜夜叉円舞曲〜』を担当した桜庭統。当時すでにウルフチームの看板コンポーザーとして高い評価を受けるようになっていた彼だが、『斬』シリーズのサウンドはかなり落ち着いた作風だったこともあって、話題性には恵まれなかった。しかしそれは逆に桜庭流ロマンティシズムともいうべき悠揚迫らぬ魅力を、濃厚に感じさせるということでもある(その魅力はより音の澄んだMT-32版にむしろ色濃いかもしれない)。いっぽう、あくまで熱い桜庭ウルフ節を求めるむきにも、『合戦フェイズ 昼』は聴き逃せないところだろう。